土の”見える化”支援サイト

土壌観測応援コミュニティ
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土壌モニタリングに関する悩み事の解決をサポートします!

 農業分野における情報通信技術(ICT)の利用がすすむなか,土壌のモニタリング技術が生産現場に急速に普及しつつあります。①Arduino,Raspberry Pi,M5StackIoTボード等の安価なマイコンボード,②それらと連携して利用できるGoogleドライブやAmbientといったクラウドサービス,③技術情報を掲載したWebサイトやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)等が充実してきたことに加え,「2025年までに農業の担い手のほぼ全てがデータを活用した農業を実践する」ことを目指す我が国の政策(農林水産省, 2019)が,生産現場へのモニタリング技術の現場実装を加速させています。2027年までの土壌水分センサ市場年平均成長率は,9.1 %(Report Ocean, 2020)あるいは16.4 %(Stratistics Market Research Consulting, 2020)と試算されていますが,環境・防災分野への利用拡大が期待されることも併せて考えると,この急成長市場への新規参入を目指す企業は多いことでしょう。
 当コミュニティにも,企業・官公庁より様々な相談・依頼が寄せられています。相談・依頼内容の上位3つは,【1位】開発した土壌センサの評価に関する相談(企業),【2位】センサ技術開発に対する支援の要請(企業),【3位】研究・実証試験への協力要請(国・都道府県)です。その他にも,土壌センサ市場の動向や,自社製品の販売促進に資する技術的なアドバイス等を求められることもあります。当コミュニティでは,運営メンバーが企業・官公庁からの技術相談に対して,国立大学法人佐賀大学の規則に則って支援(有料)いたします。相談を希望される企業・官公庁は,以下の事例を参考にして,管理人・宮本(b1098<at>cc.saga-u.ac.jp)へご連絡下さい。

相談内容 過去の対応事例
(例1) 自社で開発した土壌センサを評価して欲しい 学術コンサルティング制度を利用します。管理人・宮本の研究室の設備・人員を利用して,各種センサの性能を実験的に評価したうえで,その結果をレポート(A4で1~2枚)として提供します。コンサル費(タイムチャージ制,2万円/時間),資機材・消耗品費,人件費等を前金で大学にお支払い頂きます。依頼人の判断で,レポートを公表・転載可です。
(例2) 自社のセンサ開発をサポートして欲しい 兼業制度を利用します。依頼先もしくはリモート形式で,管理人・宮本がこれまでに獲得した独自の研究成果・知識・技能等を活用して,企業・官公庁等が主体的に実施するセンサ開発やその実証等を包括的に支援します。佐賀大学において依頼内容を審査する必要があるため,内容によっては引き受けられない場合があります。また,依頼内容・期間・実働時間等によって,費用が異なることに留意して下さい。
(例3) 研究・実証試験を支援して欲しい / 共同研究をしたい 内容を精査し,共同研究,受託研究学術コンサルティング兼業の中から最も適した制度を活用して支援します。大学の研究として成立するか否か,知財が発生するか,間接経費を負担できるか・・・等によって,利用する制度や費用が異なります。また,知財が発生する場合には,その取り扱いを契約の中で定める必要があります。
(例4) イベントや学校等における講演を依頼したい 兼業制度を利用して,対面またはリモート形式で,依頼先やイベント会場において,土壌モニタリングに関する講演を行います(特定の製品の販売促進に繋がる講演については,引き受けられません。あくまでも,一般的な内容に限られます。)。時期・内容・場所・講演時間等によって,費用は異なります。小・中・高の子供達を対象とした教育目的の講演については無料(交通費も応相談)ですが,繁忙期は対応できないため,開催時期については管理人管理人・宮本の都合を優先させて頂きます。