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土壌観測応援コミュニティ
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当ホームページの更新状況や,測定に関する情報交換の場として利用できます。何方でもご参加頂けます。
土壌物理学会 土を測ることに長けた専門家が集う学会。測定に関する過去の研究論文や大会要旨集を,誰でも無料で閲覧できます。
EMS engineering 元・運営メンバーの牧が,M5Stack開発ボードを活用した土壌環境計測に関する情報を発信しています。初期設定からSDI-12センサーの利用法まで,今後,紹介する予定です。

運営チームが発表した各種資料へのリンク

文献⑧ 伊藤祐二, 平嶋雄太, 宮本英揮(2022):時間領域測定を活用したデジタル土壌水分・電気伝導度センサーの性能評価 , 水文・水資源学会誌 33(4): 279-287.
内容 時間領域における電磁波の速度・強度特性に基づく既存のSDI-12型デジタルセンサの性能を,実験的に評価・比較したレポートです。近年のデジタルセンサは非常によくできています。特に,AcclimaのTDR-315シリーズは,「買い」です。
文献⑦ 伊藤祐二, 平嶋雄太, 宮本英揮ほか(2022):熱収支ボーエン比法による蒸発散量算定へのArduinoとCMOS温湿度センサーの適用, 土壌の物理性 150: 115-123.
内容 定熱収支ボーエン比法による蒸発散量算定へのArduinoとCMOS温湿度センサーの適用事例です。100万円以上する高価な気象観測システムを利用してきた人から見れば,安価なセンサ・マイコンを利用してここまで出来るのことは驚くでしょう。
文献⑥ 石川洋平, 宮本英揮ほか(2021):ArduinoとXBeeを用いた土壌水分·塩分センサネットワークの開発 —宮城県津波被災農地における土壌水分·塩分の計測事例—, 土壌の物理性 149: 55-56.
内容 3つのTDTセンサを接続したArduino×3セットを用いたセンサネットワークの利用事例です。Xbeeを活用した事例は少ないので,それを活用したセンサネットワークを構築したい人には,参考になるでしょう。
文献⑤ 平嶋雄太,牧 貴広,宮本英揮ほか(2021):M5Stack IoT開発ボードを利用した栽培環境の遠隔モニタリング, 土壌の物理性 149: 63-68.
内容 元・運営チームメンバーの牧が,本業のすき間時間に開発した「Atom Liteを用いた安価なセンサネットワーク」について紹介する記事です。M5StackのIoT開発ボードに利用できる技術で,無料で利用できるAmbientやGoogleスプレッドシートとの連携を前提としたものです。
文献④ 宮本英揮ほか(2021):フィールド計測と環境制御のための統合型IoTプラットフォームの開発, 土壌の物理性 148: 39-43.
内容 管理人と協力企業が共同開発中の「野外用のIoTプラットフォーム」について解説する記事です。電源のない屋外での長期連続稼働を実現し,且つプログラミング技術なない人でも,スマホ1台で動かすことができる便利な技術です。調査・研究に従事する技術者・研究者向けのIoTプラットフォームですが,アイディア次第で,様々な用途に応用できる仕様となっています。
文献③ 平嶋雄太,宮本英揮(2021):プラスチックフィルム被覆下の干拓地土壌の水分・塩分測定に対する時間領域透過法の適用, 植物環境工学 33(3): 106-112.
内容 マルチ栽培は,どこでも利ようされるポピュラーな農業技術すが,マルチ内部の土壌環境,特に水分環境に関する情報は乏しく,実際の環境が作物にとって好ましいのか否かを判別するのは容易ではありません。そこで,TDTセンサによる測定値から,作物根圏の水分・塩分ストレスを同時かつ連続的に評価し,国際連合食糧農業機関(FAO)の公式データに基づき,両者が作物の収量に及ぼす影響を予測する方法を提案した研究です。作物側のデータがないためFAOのデータに準拠しましたが,作物・品種ごとのデータが揃えば,様々な作物のストレス制御に応用できる技術です。
文献② 平嶋雄太,宮本英揮ほか(2020):時間領域透過法(TDT)センサを活用した干拓農地の土壌水分および塩分の観測, 農業農村工学会論文集 88(1): I_21-I_28.
内容 粘土分を多量に含む土壌では,干天日が続いて作土層が乾燥すると,作物に著しいストレスがかかる恐れがあります。この研究では,TDTセンサを上手に利用して「誘電率→体積含水率→マトリックポテンシャル(pF)」そして「バルクEC→間隙水のEC→溶質ポテンシャル」という変換を行うことによって,作物に及ぼす水および塩分ストレスの可視化を試みたものです。適切な条件を選べば,塩分に限らず,施肥管理にも応用できる技術です。
文献① 宮本英揮(2016):「土壌水分センサー技術情報の共有へ向けて」,土壌の物理性 132: 41-44.
内容 管理人・宮本が企画した第57回土壌物理学会シンポジウム「進化する土壌水分計測」の総合討論を書きおこしたものです.当コミュニティの活動のきっかけとなった討論で,土壌に対するセンサの校正が,データに基づく農業を行ううえで,最大の障害になり得ることを痛感したのが,このシンポジウムです。是非,ご一読下さい。